紅色陰癬は大人の脇の下や股下など、汗で蒸れやすい部分に生じる皮膚の感染症です。
紅色陰癬は、糖尿病で抵抗力の弱い人が発症しやすく、肥満症や多汗症の人に多い感染症です。
紅色陰癬の原因は、蛍光発色性ジフテロイドという特殊な細菌によるものです。
紫外線を当てると患部が紅色に光る性質から、紅色陰癬と言われています。
紅色陰癬の検査
紅色陰癬は蛍光発色性ジフテロイドという特殊な細菌が皮膚に感染する事で起こる皮膚の感染症です。
股下、脇の下、足の指の間、乳房の下、お尻の割れ目など、汗で蒸れやすい部位に発症しやすく、発症すると赤茶色の皮疹ができ、カサカサするようになります。
患部を擦ると、細かい粉状の垢が落ちます。
少し痒い程度で、痒みを感じないケースもあります。
皮膚科に行くと、まず最初にいんきんたむし、カンジダなどのカビの病気を疑い検査します。
顕微鏡で見る簡単な検査で結果が出ます。
紅色陰癬は細菌が原因ですので、カビの症状に比べると少し弱めの軟膏を処方されます。
そのため、なかなか治りが遅い事も多いようです。
紅色陰癬を完全に根絶するには、患部を細菌が好まない環境にするため、乾燥させて汗蒸れを起こさないようにする事が重要です。
皮膚接触を起こす下着では汗蒸れを起こしやすいため、立体的で皮膚接触を起こしにくい機能性下着を着用するようにしましょう。